「乾燥収縮」「焼き締まる」なんて言葉を耳にしたことはありませんか?
タイルやレンガなどの焼きものは、生地を乾燥・焼成させる工程で、大きなもので11〜13%くらいサイズが縮みます。
このようにタイルは収縮するため、焼成後の寸法精度に個体差が生まれます。
きれいな目地通りを実現するには、適切な目地幅を設定することが重要です。
実際の商品を例に、どのようにタイルの目地幅を決めているのか見ていきましょう。
大判床タイルの目地幅について
床タイルには、石材のような高級感とシャープさを演出したい場合に適している「レクティファイ商品」と、
焼き物の風合いやクラフト感を演出したい場合に適している「ノンレクティファイ商品」があります。
この2つの商品の例を挙げて、推奨目地幅について解説していきます。
◆推奨目地幅『3mm以上』=レクティファイ商品
【レクティファイ商品とは?】
レクティファイ商品は大形の輸入タイルならではの仕上げが施された商品です。
タイルを焼き上げた後、4辺を削って設計寸法に整える加工を「レクティファイド」 といいます。
タイルの側面をよく見ると削った痕が薄っすらと確認できます。
焼成後に寸法精度を高める仕上げを行うことで、3mm程度の細目地で施工することを可能にしています。
レクティファイ商品のタイル側面
■推奨目地幅『3mm以上』の商品
【BOOST MINERAL(ブーストミネラル)】
古代ローマ時代から研ぎ石にも使われてきたベルギーのアルデンヌストーンがモチーフ。細目地により、リアルな石張りの雰囲気を可能にしました。
◆推奨目地幅『5mm~10mm以上』=ノンレクティファイ商品
【ノンレクティファイ商品とは?】
ノンレクティファイ商品はタイルを焼き上げたままが仕上がりの状態となります。
焼き物の風合いが感じられる一方で、焼き上げる過程での収縮の影響がそのままタイル寸法に反映されます。
目地通り良くきれいに張るためには、タイル寸法のバラツキに応じた広めの目地幅が必要です。
ノンレクティファイ商品のタイル側面
■推奨目地幅『5mm以上』の商品
【OLD COTTO(オールド コット)】
オールドコットは使い込まれたテラコッタ風のタイル。テラコッタの使い込まれた風合いを表現するために、エッジ部分は丸みを帯びています。