タイルの目地を魅せる工夫って?
焼きものは、焼くことでサイズがバラつくだけでなく、バナナのように反ってしまうことがあります。
長さが長くなればなるほど、幅が狭くなればなるほど、その傾向が強くなります。
特にレンガタイルのように押出成形で成形されるタイルは、反りの傾向が出やすいです。
その特性を考えずに細目地で壁に張ってしまうと、目地がガタガタになり見栄えが悪くなってしまうことがあります。
そのような製品は、目地がきれいに通るように 10mm以上の広めの目地幅をおススメしています。
【
TRAD(トラッド)
】推奨目地幅『10mm以上』
TRAD 横目地・縦目地ともに『10mm』
「目地幅10mmか~、もっと目地幅を細くしたいけど、ダメなのかな?」って思いますよね。
実は全てダメなわけではありません。ここでちょっとした工夫をご紹介します。
■ 横目地は、タイルの反りを吸収するために10mm以上を確保
■ 縦目地は、タイル同士がぶつからないくらいの1~2mm程度の隙間を確保
■ 縦の目地通りの影響を受けない乱張りにする
こうすることで横のラインが協調されて、ぐっとシャープな仕上がりになります。このような感じです。
TRAD 横目地『10mm』・縦目地『2mm』
目地幅によって印象が大きく変わる例についてもご紹介します。
【
NOVE(ノーヴェ)
】
こちらの写真は、左から目地幅が『3mm(空目地)』、『8mm』、『15mm(※水平目地のみ15mm)』です。
同じ商品でも、目地幅や目地材が変わるだけで、ずいぶん印象が変わることが分かります
NOVE 目地幅『3mm(空目地)』
NOVE 目地幅『8mm』
NOVE 目地幅『15mm(水平目地のみ)』
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