タイルの仕上り寸法は、
「タイル下地」+「張り付け材」+「セラミックタイル」の厚みの合計 で決まります。
一般的なセラミックタイルは10㎜~8㎜程度の厚みがあり、製品によってその厚みが違うという特徴があります。
また、その厚みに加えてセラミックタイルを張り付けるための厚み、「張り代(はりしろ)」も必要になってきます。
そのため、下地のコンクリートはそれを踏まえたレベルに設定しておく必要があります。
張り代のイメージ
(下地材:モルタル C/S=1/3 またはバサバサモルタル C/S=1/3~5)
(張り付け材:セメントモルタル C/S=1/1~2)
張り付けモルタルと有機接着剤の場合の仕上り寸法について、それぞれ下記にまとめました。ぜひ設計業務の参考にしてみてください。
タイルのサイズが大きくなると、接着剤をタイル裏面に十分に塗布する難易度が上がります。
そのため、タイルサイズによって接着剤を塗る量や工具を使い分けて十分な接着品質を確保する必要があります。