ダイナワンlogo

すべりの指標「すべり抵抗係数(C.S.R)」とは?


「すべり抵抗係数(C.S.R)」は、床材と滑り片との摩擦抵抗を数値化したもので、人間が感じる「すべりやすさ」、「すべりにくさ」と近しい対応を示すことが学術的に証明されています。滑りを正しく測定するには、足裏、履物底にかたさや大きさ、形状、床に加わる荷重の大きさ、速さ、方向などを、人間の動作時と近似するように適切に設定しなければなりません。O-Y・PSM(東工大式すべり試験機)はこの様なことを十分吟味して開発された試験機で、人間のすべり感覚と合致することが証明されています。
O-Y・PSM (東工大式すべり試験機)の写真と模式図
出典:株式会社LIXIL「すべり」の科学
人間の歩行を前提としたすべり評価を行なうために、このO-Y・PSM(東工大式すべり試験機)をLIXILグループでは導入しています。
上記の図のように、すべり片に鉛直荷重をかけて斜め上方に引っ張り、すべり始めた時の引っ張り力を鉛直荷重で除して、すべり抵抗係数を得ます。
LIXILグループでは、滑りに対する安全性を評価するために、数多くのサンプリングによる官能試験を実施し、 滑り試験機で測定した数値と、実際に人が感じ取る感覚との相関について研究を重ねてきました。 人の感覚を「非常に危険である」から「非常に安全である」の7段階に分け、機械が測定する「すべり抵抗係数(C.S.R)」をプロットさせていくと、下図のような曲線となることが確認されました。 

紳士靴での歩行の場合は、高い数値の方が安全ですが、数値が高すぎると歩行時につっかかりが生じ、体が前のめりになってしまい危険を感じることがあります。 
一方、素足での歩行の場合は、数値が高ければ高いほど安全と考えられています。 
出典:株式会社LIXIL「すべり」の科学

もっとタイルを知りたい方はこちら
タイルの基礎知識
タイルを探したい方はこちら
商品検索
施工例を探したい方はこちら
施工事例検索
展示ルームに行きたい方はこちら
営業所/展示ルーム一覧
Copyright (c) DINAONE All Rights Reserved.